クライオクーラーの停止手順

2008.02.29 上杉

クライオクーラー

BL47XUの2結晶分光器の結晶を冷却している液体窒素循環装置と
それに付随する装置の総称。
全景は右の写真のようになっている。

1. 作業準備

MBS を閉め、光学ハッチを開ける。(誤操作防止のため)
扇風機を停止。TC の GV をすべて閉める。
2. V4を閉める。

セルファーからの自動供給を強制停止する。
ついでに、自動供給用の電磁弁のコネクタを抜く。
3. ポンプ停止。

AとBを使って、周波数を0Hzにする。
その後、"Enter"を押す。
十秒ほど待ち、流量計が0になったら "STOP" ボタンを押す。
4. V2閉める

手早く行う。
5. V5開ける

すぐにLN2用バルブも開ける。勢いよくLN2が出てくるので注意。
6. 数分待ち

この間に分光器内部の断熱部ヒーターの電源を落としてしまう。
LN2が十分はき出されると、Alarmが出るので、音を止める。
この時、右の写真のように高圧循環部の液体窒素容量が10%程度になっているのを確認。
7. 作業終了準備

LN2用バルブを閉じる。GN2用バルブを開ける。
加圧用のバルブを閉じる。
8. 昇温確認

1日1回ポンプ温度の確認をする。
室温になったら完了。大体1週間後
本体の電源を落とす。



不備・不明な点はビームライン担当者まで。